ご挨拶

 2015年 訪日外国人1978万人。ここ10年で約3倍に増加しました。 訪日外国人消費は3兆円を突破。驚くべきスピードでインバウンド市場が伸びています。 ただし、伸びているのは日本だけではなく、世界の旅行者数は11億人と年々増え続けています。日本は旅行者数で世界22位。アジアで7位と中国やタイなどと比較するとだいぶ差があります。本当の意味で、観光立国と呼ばれる国になるためには、人数、消費額を今の倍以上にする必要があります。そのためには、訪れる外国人旅行者にとって、「きてよかった。また来たい。」と日本を好きになり、リピーターになっていただくことが必須です。満足度の高い旅を提供し、リピーターを増やすためには、オールジャパンで取り組む必要性を感じております。

 私たちインバウンドメディアの役割も一層重要になると思われます。 私たちはこれまでも多くの外国人に日本に関するさまざまな情報を提供しており、会員会社の発行するインバウンド・メディアの1年間ののべ発行部数は800万部にものぼっています。外国人を対象にしたメディアは多数存在 し、情報の信頼性に疑問符のつくものや虚偽広告の掲載などによって著しく社会性に乏しいものもあります。 私たちはこれまでも日本の正しい情報を発信するために努力を続けてまいりましたが、日本政府の新成長戦略の大きな柱のひとつでもある外国人誘客に関わるものとして大きな責任と役割を感じております。多くの外国人に日本を訪れてもらい、楽しんでもらい、日本を好きになってもらうために、インバウン ド・メディアを発行するものが連携し、これまで以上に質の高い情報を発信していくことが責務であると認識し本コンソーシアムを設立いたしました。

 私たちは 正しい日本の情報を発信するために弛まぬ努力を続けてまいります。会員各社が連携し、共同アンケートなどを実施することで外国人の動向を把握したり、メ ディア連携による共同プロモーションの実施なども検討してまいります。さらに日頃の活動を通じて収集したインバウンドの最新動向などをシンポジウムやセミナーなどの場で皆様にフィードバックする機会も設けたいと考えております。

   本コンソーシアム設立を機に会員各社は日本のインバウンドにさらに貢献できますよう最大限の努力を図ってまいります。今後もご指導、ご鞭撻を賜れれば幸いでございます。

平成28年2月24日
日本インバウンド・メディア・コンソーシアム
理事長
弓削 貴久