JIMC 通信 2012年11月7日発行 第3号 日本インバウンド・メディア・コンソーシアム(JIMC)より、各種最新情報を お届けします。 *********************************** 1 JIMCからのお知らせ ・[台湾レポート] 台湾最大の国際旅行見本市「台北国際トラベルフェア2012」 レポート ・[トラベルマート] JIMCは「VISIT JAPANトラベルマート2012」に出展します 2 賛助会員 入会のご案内 3 インバウンド媒体パッケージプランのご案内 4 賛助会員様からのご案内 ・「信州 湯田中温泉観光協会」の公式facebookページ *********************************** =================================== 1 JIMCからのお知らせ by 角川マガジンズ 外岡宏長 =================================== 「台北国際トラベルフェア2012」 総入場者数の記録更新! 26万2590名が入場。 台湾の消費者に直接プロモーションできる国際旅行博のイベントが、台北国際 トラベルフェア(ITF)です。日本の観光庁や地方自治体、交通やホテル、旅 行会社など訪日旅行関連の団体や民間企業などが出展しています。2003年から 国際観光会議(JATA)と共同開催になってから毎年実施されるようになりまし た。現在は訪日旅行などの海外旅行に限らず、台湾国内の旅行も含めて総合的 な旅行見本市として人気を博しています。 4日間の総入場者数も昨年比4.52%増で、初めて26万人の壁を突破し、26万 2590名を記録しました。 ● 台北国際旅行博ってなに? 今年26年目を数えた、第20回2012台北国際トラベルフェア(Taipei International Travel Fair/Taipei ITF)は、10月26日から29日の4日間、 台北世界貿易センター(1・3館)で開催されました。今年は国外のメインブー スの規模が、さらに拡大していました。 会場では日本パビリオンが一番大きなスペースで訪日旅行をプロモーションし ており、ブースの数は昨年よりも拡充して106ブースに! 日本各地の魅力を 紹介していました。 ちなみに2番目に大きなスペースは、韓国で26ブース、次いでマレーシアの20 ブース、香港16ブースなどが出展していました。 ● 各国の国際旅行博覧会と台北国際トラベルフェアの違いは? アジアパシフィック地域では、韓国国際観光展(KOTFA)、香港国際旅行博 (ITE)、シンガポール国際旅行見本市(NATAS)などが主だった国際的な旅行 博に数えられています。 その中でも、台北国際トラベルフェア(ITF)の特徴は、各国と同じような見 本市に加えて、“旅行即売会”が行われ、通常よりも割引率が高い格安な旅行 商品が販売されているのがポイントです。 多くの消費者は、このお得な旅行商品を見つけに台北国際トラベルフェアに やってきます。 これが要因で毎年、来場者数や参加企業・ブースの数がアジアパシフィックで 最大規模の旅行博覧会となっています。ちなみに昨年は一般消費者向けのパッ ケージツアーや航空券など会場で販売した売上は4日間で15億9000万元 (約41億5000万円)と発表されました。 ● 拡大・成長を続ける台湾の旅行マーケット 近年、台湾旅行マーケットは急速に成長しています。今年の出国者数は1000万 人を超える見込みで、今年度の上半期分の統計で500万6871人(前年比8.5% 増)を超えています。ちなみに昨年の出国者数は908万人。台湾の人口は 約2300万人ですから、およそ2.5人に1人は出国している計算になります。 いっぽう、日本は昨年1700万人の出国数で、およそ7人に1人が出国していると 言われています。台湾の旅行マーケットは成熟していますが、出国者数の伸張 率を見ると、これからも訪日客の増加が期待できそうです。このような現状か ら、台湾の消費者は海外旅行への感度が高く、その結果として台北国際トラベ ルフェアの来場者数が毎年記録を更新しているのも理解できます。ちなみに 106ブースからなる「日本パビリオン」の出展社は、毎年お馴染みの顔ぶれだ と言えます。「出展された企業のほとんどが、次年度の出展も希望されるケー スが多いです。理由としまして、ITFは毎年たくさんの日本向け旅行商品が販 売されて、直接的に訪日旅行の誘客につながっているイベントですので、今年 はブースが足りずに出展をお断りさせて頂いた団体もありました」(社団法人 日本観光振興協会 村上旭さん)と言うことでした。 ● 各国のパビリオンと日本パビリオンの違いは? 各国のパビリオンは、国ごとのパビリオン全体に統一感のある色彩で、幅が広 くてオシャレなデザインが眼を引きます。具体的には韓国の場合、韓国全体を 韓国カラーで統一し、そのパビリオンの中にソウルやプサンを、台湾の場合は 台湾全体をゾーンとして囲み、その中に台北や南部の高雄など観光地の地域・ 場所や特性を上手に表現してあり、各国のメインパビリオンをくぐって歩くと ブースのデザインは洗練されていて、テーブルやイスも凝っていて本格的なも のばかりです。 国際旅行博が短期限定のイベントであっても、コンセプトが一貫されていて手 抜きが見られません。例えるならば、“まるで、その国を観光してまわってい るような楽しい気持ちになれる”のです。 そのいっぽうで、日本パビリオンを歩いてまわると、控えめで目立たない日本 のメインパビリオン、地方自治体や交通、宿泊施設、旅行会社など個別ブース のデザインに統一性がなく、なかにはほとんど装飾されていない寂しいブース もありました。さらに、日本のメインパビリオンの横から順番に東北・関東・ 東海・関西・九州の順で東西南北が地域別にわかるように配置の工夫ができて いたのですが、なぜか北海道ブースだけが九州のすぐ横にレイアウトされてい ました。せっかく日本の地域性を台湾の消費者へプロモーションするのであれ ば、北海道は日本のメインパビリオンの直近に配置したほうが効果的だと思い ました。さらに言えば、地方自治体や交通、その他の訪日旅行を扱う旅行会社 やホテルなど参加している106もあるブースが全面協力して統一感を打ち出し たブースデザインで、日本パビリオン全体を“四季のある日本”を強調し、紅 葉やスノーシーズンのイメージを前面に打ち出した日本パビリオンをデザイン できたら、26ブースだけの韓国にも負けない“おもてなし日本”を台湾の消費 者にもっと訴求できるのに・・・と感じた台北国際トラベルフェアでした。 「Taipei Walker」(角川マガジンズ 外岡宏長) [台北国際トラベルフェア2012]実施概要 ● 参加国・地域数 :60か国・地域 ● 出展団体数 :850団体/1,200ブース ● 総入場者数 :262,590名(2011年/251,231名) ● http://www.taipeiitf.org.tw/ *********************************** JIMCは「VISIT JAPAN トラベルマート2012」に出展します! 11月20(火)~21日(水)、横浜 (パシフィコ横浜)で開催される「VISIT JAPAN トラベルマート2012」(主催/観光庁、日本政府観光局)で、官民一体 で推進しているビジット・ジャパン事業の一環として、日本の観光魅力の海外 への発信の一躍を担うJIMCは小間のブース出展をいたします。インバウンド媒 体発行の正会員6社が勢揃いします。(※50音順) ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 「導遊図シリーズ」(インフィニティ・コミュニケーションズ株式会社)、 「Walkerシリーズ」(株式会社角川マガジンズ)、 「GOOD LUCK TRIPシリーズ」(株式会社ダイヤモンド・ビッグ社)、 「日本之窓」(株式会社チャイナ・インベストメント・マネジメント)、 「日本達人」(ぴあ株式会社)、 「att.JAPAN」(株式会社ファイネックス) ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 海外バイヤー様との商談の合間に是非お気軽にお立寄りください。 訪日市場拡大に向けての意見交換・情報交換をさせて頂ければ幸いです。 「VISIT JAPAN トラベルマート2012」の詳しいスケジュールは ● http://www.vjtm.jp/j/about.html#a02 =================================== 2 賛助会員 入会のご案内 =================================== 本コンソーシアムへのご入会をお願いしています。会員特典として、各種 活動への参加(講演会、勉強会等) 及び各種活動の成果(メールマガジン、 各種マーケティングリサーチデータ等)を受けることができます。 詳細はこちら▼ http://www.jimc.gr.jp/join/ =================================== 3 インバウンド媒体パッケージプランのご案内 =================================== 信頼と実績のJIMC正会員企業が発行する人気のインバウンド媒体を特別価格で ご掲載頂けるお得なセット商品を企画致しました。 詳細はこちら▼ http://www.jimc.gr.jp/wp-content/uploads/pdf/adplan_120531.pdf =================== 4 賛助会員様からのご案内 =================== 「信州 湯田中温泉観光協会」では 公式facebookページを立ち上げています! 「信州 湯田中温泉観光協会」では、本年度よりIT部会を立ち上げてメンバー によるリレー方式で新しい話題や観光情報を更新しています。主な特徴とし ては、まずチェックイン数が多い点にあります。これは主に外国人観光客が実 際に湯田中に訪問した際にスマートフォンやパソコンなどでチェックインをし ているためと思われます。今月は英文でクーポンを発行してキーホルダーをプ レゼントしています。また、町観光連盟では湯田中駅の観光ガイドセンターに 無線LANを設置しましたので電車で到着されたお客様には旅館ホテルの道順や 観光情報の検索には大変便利になりました。一度、公式facebookページをご一 読ください。 「信州 湯田中温泉観光協会」公式facebookページ ● http://www.facebook.com/yudanaka.onsen.japan ─────────────────────────────────── 賛助会員の皆様からの情報を随時募集しています。 掲載のご希望は担当・斉藤・伊藤までお知らせください。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ [JIMCニュース] 2012年11月7日発行 第3号 編集・発行 日本インバウンド・メディア・コンソーシアム TEL 03-6804-5861 (インフィニティ・コミュニケーションズ内 斉藤・伊藤) http://www.jimc.gr.jp/ ご意見、ご感想、配信申込・停止などは info@jimc.gr.jp まで、お願いします。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ Copyright(C)2012 Japan Inbound Media Consortium. All Rights Reserved.