JIMC 通信 2013年6月18日発行 第10号 日本インバウンド・メディア・コンソーシアム(JIMC)より 各種最新情報をお届けします。 *********************************** 1 JIMCからのお知らせ [インバウンド・レポート] 眠れる市場? 巨大マーケット・インドネシアの現状 2 第2回JIMC主催インバウンドシンポジウムのご案内 3 正会員のご紹介 大陸中国FIT誘致のパイオニア「日本之窓」/ チャイナ・インベストメント・マネジメント 4 賛助会員 入会のご案内 *********************************** =================================== 1 JIMCからのお知らせ =================================== [インバウンド・レポート] 眠れる市場? 巨大マーケット・インドネシアの現状 近年、訪日市場をにぎやかし始めている東南アジアASEAN市場。 シンガポールは、若干数字は落としているが、まだまだ日本旅行の人気は根強 く、北海道の次の日本の楽しみ方を情報提供できれば、訪日外国人旅行者が戻 ってくる可能性を感じています。タイとマレーシアは軒並み、前年対比を大幅 に伸ばしており、これからも拡大傾向にあります。 残るは東南アジアの大国、インドネシア。 人口2.4億人のこの国はまだ経済発展途上国。 しかし訪日外国人旅行者数を見ると、2012年の対前年伸び率がタイの79.9%に 次ぐ63.9%(10万人強)。更に、今年1~4月の伸び率を見ると、なんとタイの 48.8%を上回る50%。市場規模が大きいこの国の現状を探るため、5月、現地 で旅行会社を回ってきました。 25年ぶりに訪れたインドネシアの首都ジャカルタ。この25年の間に当然のごと く、全く別の国のように成長していました。高層ビルが立ち並び、道路は常に 大渋滞。特にオートバイの数は半端ではなく、このオートバイの数が増えてい ることが、GDPが高くなり中間層が増えているという証だと現地の方に伺いま した。 まもなくJNTOのジャカルタ事務所が開設予定と伺っていますので、これから日 本の様々な情報が現地にも入り始めると思います。 現地では、旅行会社を10社ほど回ってきました。全体の印象としては、概ね、 大阪-東京のゴールデンルートが主流で団体の割合が高いようでした。しかし リピーターも増加傾向にあるようで、北海道や中部、沖縄へのツアーも増え始 めているようです。ただ、どの旅行会社へ伺っても、日本の情報がとても少な く、まだしばらくは、情報を早く入れたもの勝ちの絵が想像できました。 インドネシアの人たちの旅行目的は、景観を楽しんだり、ショッピングや 食事、写真を撮ったりすることが人気のようで、歴史的な史跡・名所には、 あまり興味を示さないとのことでした。特にショッピングでは、お菓子(キッ トカットご当地シリーズの抹茶)、ブランド品ではバーバリーのブルーレーベ ル、さらに刀や中古カメラも人気があるようです。 時期的には、冬と桜の季節が人気。ただ、インドネシアの学校は、6月中旬か ら7月末まで休み(年中夏なので夏休みとは言わないとのこと)になるという ことで、ファミリーはこの時期に、海外旅行を楽しんでいるようです。 また、インセンティブツアーの需要も年々、増えているとのことでした。 日本の競合先は韓国のようですが、最近は北朝鮮問題もあり、激減していると か。 今年10月からは、関西国際空港にガルーダ・インドネシア航空の直行便が決ま っており、関西エリアへの旅行者も増えそうです。 10社の旅行会社を訪問して一番驚いたのは、どこの会社からもイスラム対応、 ムスリム対応の話が一回も出なかったこと。インドネシアの方は、9割以上が イスラム教徒とのことですが、敬虔なイスラム教徒も勿論いるが、日本へ旅行 に行く人は、割とゆるい方が多いよう。但し、やはり情報として、お祈りでき る場所と身体を清める水周りの施設があるという情報があれば、安心して商品 ができると言うことでした。食事に関しては、団体の場合は、添乗員が事前に レストランのメニューもしくは、バイキングの大皿に豚肉マークをつけるなど で対応しているとのこと。お酒は、日本に来た時くらいは、楽しもうという方 も多いそうです。 インドネシアは、これから成長過程に入る手前の状況です。日本からは民間企 業が現地法人を開設し始めているようですが、自治体関連の現地事務所はまだ まだこれから。 新興マーケット開拓という点からは、間違いなく可能性がある市場であり、 日本からの経済援助金額も大きく、タイ以上の親日国です。 ぜひ、インドネシアに注目してください。 (ダイヤモンド・ビッグ社/川端) =================================== 2 第2回JIMC主催インバウンドシンポジウムのご案内 =================================== 昨年に好評を頂きましたJIMC主催のインバウンドシンポジウムを本年も開催い たします。今年のシンポジウムは、「LCC時代を迎えて、進化するFIT市場」を テーマに、インバウンドの現場における最新の情報を発信したいと考えており ます。 インバウンドビジネスの現場に携わる経験豊富な方々をお招きし、生きた情報 をお話し頂きます。また今回は、皆様の情報交換の場として、シンポジウム終 了後に、インバウンド交流会も開催致します。 ご多忙とは存じますが、本シンポジウムにご参加頂けますよう、ご案内申し上 げます。 ◆開催概要◆ ・名称 第2回JIMC主催インバウンドシンポジウム 「進化するFIT!LCC時代を迎えたインバウンドの現場はどうなっているのか?」 ・開催日時 2013年7月9日(火) 13時 受付開始 13時20分 開演 16時50分 終了予定 ・会場 東京都千代田区立日比谷図書文化館 「日比谷コンベンションホール(大ホール)」 http://hibiyal.jp/hibiya/access.html 〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1番4号(旧・都立日比谷図書館) ・アクセス・交通情報 最寄り駅「霞ヶ関駅」徒歩約5分、三田線「内幸町駅」徒歩約3分、 千代田線・日比谷線「日比谷駅」徒歩約7分、新橋駅徒歩約12分 ◆講師◆ ★基調講演★ 新関西国際空港株式会社 執行役員 航空営業部長 住田 弘之 氏 ★パネルディスカッション★ 大江戸温泉物語株式会社 販売促進部 次長 山本 利男 氏 株式会社ヨドバシカメラ 取締役 吉澤 勉 氏 他1名 ★インバウンド交流会★ 時間/17時30分~19時30分 場所/ライブラリーダイニング日比谷(シンポジウム会場と同じフロアです) 会費/4,000円(当日会場にてお支払となります。領収証も発行致します) ■お申込み■ JIMCオフィシャルホームページ http://www.jimc.gr.jp/symposium/ ※締切 誠に勝手ながら6月30日(日)までにお申込ください。 定員になり次第締め切らせて頂きます。お早めにお申込みください。 =================================== 3 正会員からのご案内 =================================== 「日本之窓」(チャイナ・インベストメント・マネジメント)は、2005年から 中国の個人旅行者マーケットを手がけてきた大陸中国FIT誘致の パイオニアです。 ◆訪日旅行部門の大陸中国でのJRパス取扱数 第1位! 日中の国際情勢悪化により、中国からの旅行者数が減っていることは、昨今の 資料でも明らかになっております。そんな中、個人旅行者の動きがにわかに活 発化し、弊社が中国で行ってきたFIT向けの訪日旅行サービスの取扱数は増 加しています。 団体旅行が中心だった旅行会社もFITマーケットの開発に乗り出しており、 弊社にも旅行商品の卸売りの打診が入っています。 観光庁も中国市場に向けてはFITにシフトしたプロモーションを実施してお り、来年度は各方面で中国FITを意識した動きになることが予想されます。 しかしながら、個人旅行者へのアプローチは団体向けに行ってきた動きとは違 います。 ◎FAMトリップは意味があるのか? ◎旅行会社への販売支援は有効なのか? ◎現地展示会は有効なのか? ◎FITの旅客数の計測はどうするのか? 弊社ではこうした疑問にお答えできるまでの、さまざまな実績と成果を積み上 げてまいりました。 個人旅行者のほか団体ツアーなども含め、中国からの誘客について、弊社では 以下のようなサービスを通して企業様、自治体様のお手伝いをさせていただい ています。 ■中国国内でのPR支援 ・個人旅行者向けの訪日ガイドブック「日本之窓」でのPR ・訪日旅行専門のポータルサイト「日本之窓」でのPR ・訪日旅行専門会員向けメールマガジンでのPR ・中国国内WEB、新聞、雑誌、テレビなどでのPR ・各種展示会出展支援、イベント実施 ■旅客誘致支援 ・FIT向けのパッケージ旅行商品の造成 ・旅行会社向けPR、セールスコール支援 ■その他サービス ・中国人旅行者向け各種調査 ・高所得者層向け不動産販売支援 ・現地法人、現地事務所設立支援 ・香港からの団体旅行者誘致支援 どうぞ、お気軽にお問い合わせください。 ●問い合わせ先 (株)チャイナ・インベストメント・マネジメント 日本之窓事業部 阿部道広 メールアドレス: abe@jpwtrip.com 電話: 03-5614-1868 http://www.jpwindow.com/ =================================== 4 賛助会員 入会のご案内 =================================== 本コンソーシアムへのご入会をお願いしています。会員特典として、各種活動 への参加(講演会、勉強会等) 及び各種活動の成果(メールマガジン、各種 マーケティングリサーチデータ等)を受けることができます。 ●詳細はこちら http://www.jimc.gr.jp/join/ ─────────────────────────────────── 掲載のご希望は担当・斉藤・伊藤までお知らせください。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ [JIMCニュース] 2013年6月18日発行 第10号 編集・発行 日本インバウンド・メディア・コンソーシアム TEL 03-6804-5861 (インフィニティ・コミュニケーションズ内 斉藤・伊藤) http://www.jimc.gr.jp/ ご意見、ご感想、配信申込・停止などは info@jimc.gr.jp まで、お願いします。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ Copyright(C)2013 Japan Inbound Media Consortium. All Rights Reserved.